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留学前に必要な予防接種について

留学するときに予防接種は必要?

アフリカや東南アジアならまだしも、アメリカやカナダの都市部に留学するのに予防接種は不要なのでは?
と思われる人がいれば、それは間違いです。
厚生労働省でも、海外渡航の際には予防接種を受けるよう注意喚起されています。

予防接種を受けなければならない理由は3つあります。
一つは、入国するためです。
多くの国では、予防接種がされていなければ留学を認められないとしています。
特にアメリカやカナダといった先進国では、流行している感染病に対する予防接種という考え方ではなく、国民全体が予防接種をすることで集団感染を防いで国益を守るといった考え方をしています。
インフルエンザ予防接種を例にとるとわかりやすいでしょう。
日本ではインフルエンザが流行する前に予防したい人だけ予防する形となっていますが、国民全員が予防すれば集団感染は避けられるという具合です。
アメリカやカナダは州によっても必要な予防接種の種類は大きく変わりますが、日本の2~3倍の量の予防接種は避けられず、留学先の州が必要としている予防接種を受けない限り受け入れてはくれないのです。
予防接種はお金もかかりますが期間をおいて2回以上接種するタイプのものもありますので、半年以上前から備えておく必要があります。
また、おたふくかぜや水ぼうそうは幼い頃に一度かかったという人も多いと思われます。
州によっては過去の感染病の照明として血液検査の結果の提出を要求されることもあります。
さらに、結核の検査であるツベルクリン反応に関してはBCGを受けている人がほとんどのため陽性となることの方が多く、陽性の人は胸部レントゲン結果も要求されます。
留学先が決まったら、どのような予防接種が必要なのか具体的な種類を早めに確認しておきましょう。 留学するときに予防接種は必要?

恐ろしい感染症にはかからない・持ち込まない

予防接種が必要な理由の二つ目は、自分が病気にかからないためです。
アメリカの医療費は世界的に見ても非常に高額です。
予防接種の費用は決して安くはありませんが、アメリカの病院に行くよりもはるかに安くすむことでしょう。
また、海外には日本にはないウイルスがあり、日本にいるときにはかかり得ない病気にもかかる恐れがあります。
そして三つ目は、感染したウイルスを日本に持ち込まないためです。
感染してから発症するまで潜伏期間のあるウイルスもあるため、感染していることを知らずに帰国してしまう恐れもあるでしょう。
そうなると日本で新種の感染病が流行してしまうことにもなりかねません。
予防接種は、自分の身を守るためにも、二次被害を出さないためにもとても大切なのです。 恐ろしい感染症にはかからない・持ち込まない

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