高校生が語学留学した後の大学受験について - 使える英語を身につける高校生向け海外英語研修ならツアーオデッセイ

海外に語学留学した高校生が帰国して大学受験をする場合、日本の高校を卒業した人たちとは違う方法で入試を受けられる場合があります。
それが、帰国生入試です。
国際系の大学には帰国生入試が設けられていることが多いため、海外での留学経験を存分に発揮したい場合は帰国生入試にチャレンジしてみると良いでしょう。
ただし、帰国生入試を受けることができるのは、外国の高校を卒業した高校生だけであるという点には注意が必要です。
大学は基本的に高校の卒業資格がなければ受験することができません。
そのため、海外の高校を卒業することなく中途帰国した場合、日本の高校に浪人して入って卒業資格を得るか、高校卒業資格試験を受験して合格する必要があります。
帰国生入試が受験できるのは、留学期間が2年以上、帰国後2年未満であることなどの条件がいくつかあるため、受験したい大学がどのような取り決めなのか留学前に確認しておくと良いでしょう。

AO入試や推薦入試を受ける際にも、語学留学の経験と英語の能力は武器になります。
こちらは中途帰国した場合でも利用できるため、努力次第で希望の大学への進路が格段に広がることでしょう。
国際系の大学においてはTOEICや TOEFLといった英語の資格が重要視されます。
中には、このような資格がなければ受験資格さえも与えられない学科もあるほどです。
語学留学で語学力を付けたら、高校生のうちに英語系の資格は取得しておきましょう。
では、AO入試と公募推薦入試それぞれどのように語学留学の経験が生かせるか見てみましょう。
まず、AO入試は個性や意欲が重視される受験です。
学力だけでは測れない部分を重視されるため、英語力の高さはもちろん、留学したという経験自体が非常に価値のあるものになります。
そして公募推薦入試は、学校長の推薦によって大学に入学する資格を得る受験方法です。
こちらは既定の学業成績をクリアしなければ推薦枠に入ることができません。
そのうえで、英語関係の資格を有していれば、他の生徒よりも比較的優先的に枠に入ることができるでしょう。
同じような仕組みに指定校推薦がありますが、こちらは選抜されればほぼ確実に入学できるため、語学留学を武器に指定校推薦を勝ち取りたいところです。

学力だけが重要視されなくなってきた昨今、大学によってはユニークな入試方法を行っているところもあります。