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学生ビザの扱い
高校生が留学する際に取得する学生ビザ。
ビザは渡航先にどのような目的で滞在するのかを明白にするためのものであり、学生ビザは学業が目的とされているビザを指しています。
学業が目的ですので渡航先で商業を営んだりお金を稼いだりする行為は基本的に禁止されています。
つまり、学生ビザでのアルバイトは原則禁止ということです。
とはいえ留学先でお金に困ることもあるでしょう。
語学の習得以上により濃い留学体験をしたいと考えている人もいることでしょう。
実は学生ビザでもある条件の下ではアルバイトをすることができるのです。
留学先のアルバイト事情
学生ビザで渡航した留学生は、学校内のアルバイトで週20時間以内なら問題ないとされています。
日本の高校をイメージしてしまうと、学校内でアルバイトができそうな仕事にピンと来ないかもしれません。
しかし、アメリカやカナダの学校内にはカフェや本屋などが入っており、そこでアルバイトを募集していることが度々あります。
さらに、図書室やコンピュータの管理、教員補佐の仕事も募集しており、高校によってはアルバイトの内容を選ぶこともできるでしょう。
いずれにしても仕事ですのでスムーズなコミュニケーションは欠かせず、授業についていけない程度の英語レベルでは務まりません。
アメリカではアルバイトなどをする際にソーシャルセキュリティ番号の提示が必要な場合もありますが、留学生はアルバイト先の責任者に労働許可をもらい、申請書などの書類の記入・提出を経て採用となります。
留学生がアルバイトできるのは学校内に限っているため、もし他の場所でアルバイトをしてしまうと違法滞在となってしまい、強制送還されてしまいます。
強制送還後は入国すらできなくなってしまうこともあり、せっかく語学留学で語学力を付けても使う場が一国なくなってしまうことにもなりかねません。
アメリカは広いからそうそうわからないだろうと高を括っていると、同じ留学生が嫌がらせや使命感などから移民局に通報することもありますので、避けたほうが無難です。
学生の本分は勉強であり、語学の勉強に忙しくてアルバイトができるほどの余裕はなかなかないかもしれません。
また、もしアルバイトに採用されたとしても、アルバイトのせいで学業がおろそかになってしまってはいけません。
留学先でアルバイトをするときには、自分のためにも、学業との両立と法律の遵守を心がけましょう。
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